横須賀海軍カレー本舗


「14年間探し求めて、辿りついた味」、横須賀海軍カレー本舗で提供する海軍カレーはこんな味だ。カレー本舗の開店から8年しか経っていないけど...とツッコミが入りそうですね。
店長の横尾さんは"カレーの街よこすか”発足直後から、海軍カレー弁当を販売する事業者としてカレー事業に関わってきた経験をもつ。
どんなカレーがお客様に喜ばれるのか、常に考え続けてきた。
8年前にカレー本舗の店長となり、レシピやメニューを考案する日々。
そして、到達した結論は「海軍割烹術参考書に記載されている調理法を忠実に守り、明治期の雰囲気を伝える店内で提供する」こと、この基本をしっかりと守る、ことだと気付いたのだ。
明治期の日本海軍がイギリス海軍のカレー味のシチューを参考にして小麦粉でトロミをつけた史実をそのままに、カレー本舗の海軍カレーは、小麦粉を極少量に抑え野菜とフルーツでトロミを付けた、シチューの風味を残すカレーライスの原点に近いカレーだ。
小麦粉が少ない分、口当たりはとても滑らかで、「ここだけ」の味を作り出しているのです。
2Fにあるレストランの店内は旧日本海軍の士官室をイメージした内装となっており
BGMには日本海軍の明治末期に軍楽隊が演奏していた楽曲が流れている。
スゴすぎる。微細にわたり徹底した雰囲気の再現力!
カレーを食べながら自然と背筋が伸びてくる。思わず敬礼したくなる...。
お店の雰囲気もプラスされての海軍カレー。
横須賀観光の際にはぜひとも立ち寄って欲しいお店です。
軍艦をモチーフにした島風・陸奥・金剛・天龍などのカレーも人気だ。
週末には台湾・韓国・香港などからもこのカレーを目がけて沢山の提督が訪れる。
カレーメニューは他にも、カレールーが真っ黒な「横須賀・海軍・黒カレー」
「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲」という総重量2kgという想像を超えた規格外のメニューもあります。
ライス1Kg・カレー600g・チキンカツ300g・牛乳100ccって半端な量ではありません。
注文すると乗用車のハンドルくらいある巨大なお皿に神々しいチキンのカレーが....
周囲のお客さんのどよめきが聞こえる― その後は記憶がありません。完食できる人はほどんどいないそうです。大食い自慢の方はぜひ。
1Fの物産コーナーでは、10社から販売される海軍カレーレトルトがまとめて購入できるのでお土産を買うならばココがオススメです。
棚には「よこすか海軍カレーマドレーヌ」「よこすか海軍カレーラムネ」など、海軍カレーの名称がついた認定商品がズラリと並びます。
その他にもチップス・ドロップス・ソース・ふりかけ・スプーン・Tシャツ・手ぬぐいなど、"海軍カレー”ブランドの様々な商品があります。
それぞれの商品の開発にはそれぞれのドラマが、あるんですね。
カレー以外の三浦半島の物産の取り扱いも豊富なので観光で来た方、地元在住の方が遠方に行く時のお土産はここでほとんど揃います。
「カレーの街」を知り尽くした横尾店長が、今日もカレー本舗でお待ちしています。